もうだまされない!ジュエリーを選ぶときのポイント

もうだまされない!ジュエリーを選ぶときのポイント

今回は、自分に似合った最高のジュエリーを、だまされずに購入できるポイントを紹介します。

ジュエリーを選ぶポイントとは?

目的や用途を考える

普段使いなのか、イベント用なのか分けて考えると失敗しません。

パーティー用をビジネスシーンでも身につけていたら、TPOをわきまえていないとレッテルを貼られる可能性もありますよね。

ジュエリーは心を豊かにしてくれるアイテムですが、気に入っているからと場所を問わず身につけるのはタブー。結婚式や入学式など、自分が主役ではない席に派手なジュエリーを選ぶことは避けましょう。

素材に気を付ける

ジュエリーの素材は、ゴールドやプラチナだけではありません。

シルバー、真鍮、メッキ、チタン、ステンレスなどもあり、メリットやデメリットも存在します。安価で手に入りやすいステンレスから、手入れに時間がかかるシルバーなど、素材によって良さも異なります。

素材に含まれる物質によって耐久性も異なるため、素材選びも大切です。

宝石の耐久性に気をつける

「誰もが知っている有名な宝石だった」といった基準で購入しないように。宝石の硬度や靭性(じんせい)をしっかりと調べましょう。硬度があるものから、欠けや割れやすい宝石まであります。

硬度とは、宝石の硬さを示す指標です。数字が大きければ硬く、低いと柔らかく破損のリスクも高くなります。

・モース硬度10:ダイヤモンド
・モース硬度9:ルビー、サファイア
・モース硬度8:トパーズ、スピネル
・モース硬度7:クオーツ、ガーネット
・モース硬度6:ラピスラズリ、ペリドット
・モース硬度5:オパール、ジルコン
・モース硬度4:マラカイト
・モース硬度3:パール、サンゴ、アンバー
・モース硬度2:石こう
・モース硬度1:タルク

硬度が高い宝石でも、ハンマーなどでたたくと割れるため気をつけてください。

靭性とは、衝撃に対して「どのくらい割れやすいか」を示した指標です。

靭性8;ルビー、サファイア、ヒスイ、コランダム
靭性7.5:ダイヤモンド、アクアマリン
靭性6:ペリドット、
靭性5.5:エメラルド
靭性5:トパーズ、ムーンストーン
靭性3.5:アバタイト

靭性が低い宝石は、落とすと簡単に割れる宝石もあります。

「見た目の美しさ」だけではなく、耐久性も視野にいれてジュエリーを選んでください。

値段じゃなく理由が大切

ジュエリーは「値段が高い」といった理由で購入をためらってしまう人もいます。逆に40代で安いジュエリーを身につけていたら「恥ずかしい」と思う人もいるでしょう。

ジュエリーは、値段以上に自分の価値を高めてくれるアイテム。プロポーズや結婚記念日といった日であれば、お互いの信頼関係が深まります。

お守りとして身につけることで、自分に自信がついて余裕が持てるようになるでしょう。

祖母から引き継いだジュエリーは、思い出として心の中に刻まれますよね。

近年のアメリカでは、「お店で買い物をすることで、自分の気持ちが幸せになる」といったリテール・セラピーが科学的にも証明されています。

ジャンルについては圧倒的に洋服やアクセサリーが多く、「ほしいものを購入しただけで、心のいやしにつながる」と幸福感を求めてジュエリーを購入する人が増えています。

ジュエリーは「お金」では買えない幸福度を得られるのです。

最高のジュエリーと出会うために

ディスプレイの宝石をみて「直感」で選んでいませんか?

あなたにとって最高のジュエリーと出会うためには、「試着」をしましょう。

ジュエリーショップの中には「試着」をためらうお店もあります。試着を断られた場合は、購入しなければいいだけです。デザインや作りが自分に合っているか、しっかりと確認しましょう。「何となく変だな」と思うときは、ジュエリーが合っていない証。自分が満足するまで、体に当ててください。

SNSに流れてくる怪しいジュエリーショップには注意してください。「500,000円の宝石が、今なら50,000円」といった広告も存在します。

さらには「限定」と歌い特別感を演出した表示でだまされてしまう人もいるようです。

宝石には相場があります。ダイヤモンドは「4C」と呼ばれる評価基準があり、同じ評価の宝石を90%引きで仕入れられるわけがありません。十万円単位の値引きは「偽物」と考えて、不安な場合は他のジュエリーショップと比較するといいでしょう。

購入後のアフターサービスがしっかりしているかも大切です。

証明書の有無を確認することや、保証期間の有無、サイズ直し、クリーニングに対応できるショップかどうかも視野にいれてください。

ジュエリーは長期間、愛用するアイテムですので、傷やくすみが目立ってきます。自宅で手入れできない宝石もあるため、きちんと対応してくれるかどうかも大切です。

最後に

ジュエリーは、用途や素材、耐久性に気をつけて選ぶことが大切です

ビジネス用に「誰もが知っている宝石だから」と割れやすい宝石を購入しては、本末転倒です。

普段使いするものは耐久性がある宝石を、イベント用は取り扱いに注意しながら華やかな宝石をとメリハリをつけるといいでしょう。

ジュエリーは値段ではありません。あなたの価値を高めてくれるアイテムです。

身につけることで、お金では買えない幸福感や満足感を得られます。

最高のジュエリーと出会うためには、ある程度の知識も必要でしょう。SNSの広告などにだまされないように、信頼できるショップでジュエリーを購入してください。

ジュエリーは、かならず試着して、満足できるジュエリーを見つけてくださいね。