【10月の誕生石】オパールの魅力や特徴について|不幸の石と呼ばれた理由も解説

【10月の誕生石】オパールの魅力や特徴について|不幸の石と呼ばれた理由も解説

オパールは、見る角度によってさまざまな色や輝きを放つため、古くから愛されてきた宝石です。

美しさとは裏腹に、一時期「不幸の石」として迷信が広まっていた時期もありました。

そこで今回は、10月の誕生石でもあるオパールの魅力や、なぜ「不幸の石」と呼ばれるようになったのか紹介していきます。

オパールとは

オパールは、古来から権力者や芸術家たちに愛されてきた宝石です。

神秘的な輝きは、国王や貴族、さらには芸術家たちをも魅了し、多くの文学作品や絵画にもオパールの名は刻まれてきました。

最大の特徴は、見る角度によって色が変わる「プレイオブカラー(遊色効果)」です。

プレイオブカラーとは、宝石の表面が虹色のように変化すること。オパールは光の角度に応じて、さまざまな色に変化する魅力的な宝石なのです。

特徴 詳細
属性 オパール
カラー 無色、乳白色、褐色、黄、緑、青、オレンジ、赤
硬度 5~6.5
屈折率 1.37~1.47
比重 2.15
和名 蛋白石

名前の由来

名前の由来は、古代サンスクリット語の「ウパラ」から来ていると言われています。

オパールのカラー

オパールは多彩な色を持つ宝石で、一つの石で単色から虹色までさまざまなカラーがあります。

多彩なカラーが存在する理由は、「遊色効果」と「地色」が大きく関係しています。

【遊色効果】光が石の中で反射し、虹のような色が出る現象のこと。

【地色】オパール自体の色のこと。

つまりオパールは光の反射による色の変化と、石そのものの色によって、美しさを表現しているのです。

オパールの石言葉

オパールは「純粋な心」「幸せを呼ぶ」「我慢強い」「喜び」「希望」などがあります。

さまざまなカラーがあるため、ポジティブなエネルギーを与えてくれるジュエリーとして親しまれてきました。

身につけるだけで、ネガティブな気持ちを、前向きに変える力を持つとも言われています。

オパールが不幸の石と呼ばれていた理由

オパールは5〜10%の水分を含むデリケートな石で、熱や乾燥に弱いため、加工中に石が欠けたり割れたりすることがよくありました。

事故が起きると職人が責任を取らされることが多く、多くの職人はオパールを避けるようになったそうです。

特に、ルイ6世は、オパールを割った職人の腕を切り落としたという話が伝えられています。

このような背景から、オパールが不運をもたらすという噂が広まったと考えられますが、実際に根拠は存在しないと言えるでしょう。

オパールのヒーリング効果

オパールは、以下のような人が身につけると効果を得られやすいとされています。

◎ 幸運を求める人
◎ 新しい出会いやチャンスを探している人
◎ エネルギーや活力がほしい人
◎ 創造的な仕事や活動をしている人
◎ 視野を広げたい、新しい価値観を受け入れたい人

◎ 自由や無限の可能性を求める人

オパールは「幸せを招くお守り石」として愛されてきました。

ジュエリーを身につけるだけで、持ち主に幸運やポジティブなエネルギーをもたらすと信じられています。

特別な日や新しいスタートを切る際に、オパールのジュエリーを身につけてみてはいかがでしょうか。

オパールは10月の誕生石でもある

10月は、収穫の喜びが高まる季節でもあります。

オパールは「歓喜」「安楽」をもたらし、「悲哀を乗りこえて幸福を得る」という意味を持つ宝石として、10月の誕生石として親しまれています。

オパールを身につけるときの注意点

他の宝石とは異なり、オパールは5%から10%の水分を含んでいるため、硬度が低い傾向にあります。この点に考慮しながら、取り扱いの注意点をまとめてみました。

太陽光に気をつける

オパールは水分を多く含む特性があるため、長時間の太陽光の下で放置すると、水分が蒸発し、色味が変わってしまうことがあります。

美しさを長く保つためには、直射日光を避けることが大切です。

水分に気をつける

アクセサリーとして加工されたオパールは、特別な処理が施されているため、湿気に対しては気にする必要はありません。

ただしオパールがぬれた場合は、色が変わるリスクがあるため、すぐに水分を拭き取りましょう。

保管場所に注意する

オパールは硬度が低く、軽い衝撃や摩擦で傷がつきやすい性質を持っています。

他のジュエリーと一緒に収納すると、接触による摩擦でキズが付く可能性が高まります。他のジュエリーと重ならないように保管することをおすすめします。

最後に

オパールは、独特の遊色効果で多くの人々を魅了する宝石です。

一時期に「不幸の石」という伝説が広まり、不運をもたらすと信じられていた時期もありました。

この言い伝えは、オパールのデリケートな性質によって生まれたと考えられています。

現代では、そのような迷信は薄れ、オパールの美しさが再評価されています。

オパールは「幸せを招くお守り石」です。身につけることで、あなたの周りに幸運やポジティブなエネルギーが集まることでしょう。

ぜひ、オパールをお守り代わりに身につけ、あなたの日々が幸せで満たされることを願っています。