【8月の誕生石】オリーブグリーンが美しいペリドットの魅力について解説
明るく美しいオリーブグリーンの色をしたペリドットは、「カンラン石」と呼ばれるグループの鉱物です。
ローマでは、暗くなっても見えるほど輝きが美しいことから「夜会のエメラルド」と呼ばれていました。
日本では、ペリドットは8月の誕生石に選ばれています。
中には「誕生石の中で一番の外れの石」や「ルビーやサファイアに比べると見栄えが劣る」といった声もあります。
そこで今回は、8月生まれの人に向けて、緑色が美しいペリドットの魅力を解説していきます。
ペリドットとは
ペリドットは、美しい緑色の結晶を持つ珪酸塩鉱物です。
主成分はマグネシウムと鉄で、微量のニッケルも含まれています。
ペリドットの結晶中では、マグネシウムと鉄の存在比は4:1程度となっています。
また夜にも明るい緑の光を放つことから、古代エジプト人には「太陽の宝石」、ローマ人には「夜会のエメラルド」と称されていたそうです。
クレオパトラもペリドットを愛用しており、昔からエメラルドと混同されることもありました。
ペリドットのカラー
ペリドットのカラーは、ブラウン・グリーン、イエローグリーン、そして純粋なグリーンといったバリエーションがあります。
最高級のペリドットは、黄色や茶色の要素を一切含んでおらず、鮮やかな緑色を放っているのが特徴です。
ペリドットの特徴
ペリドットは、モース硬度が6.5〜7という十分な耐久性を持ち、宝飾品として非常に人気があります。
独特の輝きを放っているにもかかわらず手頃な価格で入手できるため、多くの人を魅了し続けています。
ペリドットの名前の由来
「ペリドット」という言葉は、アラビア語の「faridat」が由来とされています。
主な産地としてミャンマー、アリゾナ、ノルウェーをはじめ、ブラジルやケニアなどがあげられます。
かつてペリドットが産出されたエジプトのザバルガッドでは、現在はほとんど産出されていません。
ペリドットが8月の誕生石になった理由
ペリドットは古代から、太陽の光を浴びると色が変化し、特に8月に金色の光を放つとされています。
太陽の力や光の象徴であり、幸福や豊かさをもたらすと信じられていたのです。
この特徴から8月の誕生石として広く認知されるようになりました。
現在でも幸福や豊かさをもたらすと信じられ、守護石や幸運のお守りとして大切にされています。
ペリドットの石言葉
ペリドットの石言葉は「夫婦愛」です。
「運命の絆」「平和」「安心」といった意味も込められており、夫婦の絆を深めたい方にとっておすすめの宝石となっています。
また嫉妬や恨みを和らげると言われ、浮気防止や夫婦の円満に役立つと信じられています。
ペリドットは、夫婦の愛情を象徴し、幸福な関係を築くための助けとなるでしょう。
ペリドットのすごい効果
ペリドットは、心身をいやし、前向きな生き方をサポートしてくれる宝石です。
特に、嫉妬や恨み、怒りといったネガティブな感情から解放される手助けをしてくれる宝石です。
「暗黒の波動を打ち砕く石」としても知られており、恐怖心や邪悪なエネルギーを打ち消し、深い知恵と優れた判断力をもたらしてくれます。
ペリドットは、内なる光を輝かせ、積極的な思考や心の平安を促進するパワーを持っています。
心身をいやしてポジティブな気持ちを求める人にとって、ペリドットは魅力的な存在となるでしょう。
ペリドットのお手入れ方法
ペリドットが汚れた場合は、ぬるま湯と中性洗剤を使うと簡単にお手入れができます。
まず、30度くらいのぬるま湯に中性洗剤をとかして、ジュエリーを5分ほど浸してください。
その後、やわらかい絵筆やブラシを使って汚れをなでるように優しく落とします。
最後に、水で洗い流して拭き取り、十分に乾かして保管します。
衝撃に対して弱い宝石のため、超音波洗浄やスチーム洗浄には適していません。
ペリドットが気に入らない場合
8月の誕生石は、ペリドットのほかに、スピネル、サードニックスもあります。
ほかのジュエリーを身につけることで、自分らしさを表現できるでしょう。
ペリドットが苦手な人は、石自体ではなく、デザインを変えることも視野に入れてみてください。
異なる形やスタイルのジュエリーを試すことで、自分に合ったデザインを見つけられるかもしれません。
最後に
ペリドットは8月の誕生石のため、誕生日プレゼントとして、選ぶ人も増えてきています。
パートナーシップを深める効果もあるため、両親や夫婦間のプレゼントにも最適ではないでしょうか。
誕生石は身につけることで、幸せが訪れ、願いがかなうとされています。
薄暗い環境でも美しく輝き、まるで星の中心に住んでいるかのようなペリドット。
意味や魅力を知った上で、自分に合うジュエリーを見つけてみてください。