63年ぶりに改訂された誕生石一覧と意味を紹介します!

63年ぶりに改訂された誕生石一覧と意味を紹介します!

1月から12月までの各月には宝石があてはめられており、自分が生まれた月の宝石、つまり誕生石を身に着けると幸せが訪れる、願いが叶うと言い伝えられています。

結婚指輪の裏石としても人気な誕生石にはどのようなものがあるのでしょうか。ルーツや誕生石に込められた意味も一緒にご紹介します。

誕生石の歴史

誕生石のルーツは諸説あります。旧約聖書の『出エジプト記』に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石や、新約聖書の『ヨハネの黙示録』で描かれている聖都の城門の12個の土台石が現在の誕生石の基礎になっているようです。

その後、誕生石はユダヤ人宝石商の手によって世間に広まったと言われています。しかし、宝石の交易が活発になると、各地で誕生石にばらつきが出るようになってきました。そこで、1912年、アメリカの宝石業界が宝石の普及を目的に、初めて誕生石を統一しました。

各月の誕生石に込められた意味

実は誕生石には一つひとつ意味が込められていることをご存知でしょうか。

誕生石 意味
1月 ガーネット 貞操、真実、友愛、忠実
2月 アメシスト 誠実、心の平和
3月 アクアマリン、珊瑚 沈着、勇敢、聡明
4月 ダイヤモンド 清浄無垢
5月 エメラルド、ヒスイ 幸運、幸福
6月 真珠、ムーンストーン 健康、長寿、富
7月 ルビー 熱情、仁愛、威厳
8月 ペリドット、サードオニックス 夫婦の幸運、和合
9月 サファイア 慈愛、誠実、徳望
10月 オパールトルマリン 安楽、忍耐、心中の歓喜
11月 トパーズ、シトリン 友情、希望、潔白
12月 ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト 成功

意味を知っていると、相手にプレゼントするときや自分で身に着けるときにより特別なものに感じられると思います。

誕生石が複数ある場合は?

3月や5月など月によっては複数の誕生石が定められているので、何を身に着けたら良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。どれを身に着けた方が良いという決まりはありませんので、好きな宝石を一つ選択しても良いですし、該当の月のものをすべてそろえても問題ありません。

その日の気分や服装に合わせて、自由に身に着けてみてください。

63年ぶりの改訂!新たに追加された誕生石

2021年12月20日に、全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合によって、63年ぶりに日本の誕生石が改定されました。

今回の改定によって、以下の10種類の石が加わりました。

誕生石 意味
2月 クリソベリル・キャッツ・アイ 驚嘆など
3月 アイオライト ブラッドストーン 貞操、自己同一性、誠実など 勇気、救済、献身など
4月 モルガナイト 清純、愛情、優美など
6月 アレキサンドライト 高貴、情熱など
7月 スフェーン スピネル 永久不変、純粋など 努力、目標達成、向上など
8月 クンツァイト 無償の愛、純粋など
12月 ジルコン タンザナイト 生命力、成功、行動力など 知性、冷静、神秘など

まとめ

誕生石というと、生まれた月のものしか身に着けられないと思っている方もいるかもしれませんが、月替わりや、その時の思いにふさわしい意味を持つ宝石を選んで身に着けるという方法もあります。

地球が長い年月をかけて育んだ美しい宝石の数々。その色や輝き、透明感を最大限に活かすプラチナの台にセットしたジュエリーを、誕生石という切り口から気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。