【5月の誕生石】エメラルドの魅力やお手入れ方法にいたるまで解説

【5月の誕生石】エメラルドの魅力やお手入れ方法にいたるまで解説

エメラルドの魅力とお手入れ方法

自分用はもちろんプレゼントとしても人気がある誕生石。誕生石は、身につけるだけで宝石が守ってくれたり、幸せになれたりといった言い伝えがあります。

5月の誕生石はエメラルドです。

エメラルドはクレオパトラが愛した宝石として有名ですが、5月生まれの人にぴったりな宝石ともいわれています。

今回は、5月の誕生石でもあるエメラルドについて紹介します。

エメラルドとは

ベリル(緑柱石)の一種で、緑色をした宝石です。

アクアマリンやモルガナイトと同じ種類で、ブルーはアクアマリン、レッドはレッドベリルとカラーに応じて呼び方が変わります。

希少性の高さから「世界四大宝石」のひとつともされ、ダイヤモンド、サファイア、ルビーと同じく価値があるとされている宝石です。

ギリシャ語で「緑の宝石」という意味があるスマラグドスが由来とされています。

モース硬度は7.5〜8と硬めですが、内容物を多く含んでいるため、衝撃に弱く欠けやすいといった面があります。

カットの工程で割れないようにするため、一般的にエンハンスメントと呼ばれるオイル処理が施されています。

宝石の魅力を最大限に生かすための処理ですので品質や価値に影響はありません。

エメラルドが誕生石になった理由

諸説ありますが、5月は新緑の季節であるため「緑色」のエメラルドが選ばれたといわれています。

また、古代ローマでは、5月を祝う際に「緑色」を用いていたことから、エメラルドが誕生石の由来ともされています。このため緑色が5月の象徴的な色として定着し、エメラルドが誕生石として選ばれました。

エメラルドの和名

翠玉(すいぎょく)といいます。

緑色の光沢のある宝石といった意味があり、エメラルドそのものですね。

エメラルドのカラー

エメラルドのカラーは「緑」のみです。

エメラルドはカラーとクラリティで評価基準が決まります。

一般的に透明度がありカラーも濃いほど高価は高く、色が薄く透明度のないものは価値が低いとされています。

エメラルドの石言葉

エメラルドは、ギリシャ神話の愛の女神でもある「ヴィーナス」にささげた宝石としても有名です。このため石言葉も愛にまつわるものが多く、夫婦円満や恋愛成就といった願い事に効果を発揮します。

・幸福
・夫婦愛
・希望
・いやし
・愛情

結婚55周年を迎えた夫婦は「エメラルド婚」とも呼ばれるため、結婚55周年を迎えた夫婦のプレゼントとして人気があります。

エメラルドを身につける効果

5月生まれは、落ち着きがあり自分のペースを崩さないタイプ。変化や刺激を求めないため、常に安定を好みます。逆に周りから「スローペースすぎて疲れる人」と思われているかもしれませんね。

エメラルドは、自分の世界を大切にする「5月生まれ」の欠点を補ってくれる効果もあります。場の空気を読まない傾向があるため、エメラルドの力により、身につけるだけで周囲の信頼を得られるでしょう。

またエメラルドの持つ落ち着いたグリーンは、周囲に安心感やいやしを与える効果も。

上司や同僚からの信頼も厚くなり、仕事でも高評価を得られるようになるでしょう。

5月生まれは、一生の中で大きな道を外すことはありませんが、エメラルドの力を借りて、人生を豊かにしていきましょう。

エメラルドで気をつけることは

エメラルドは非常に欠けやすく、乾燥に弱い宝石のため、取り扱いに注意してください。

・ほかの宝石と一緒に保管しない
・エアコンの風が当たる場所に保管しない
・直射日光の当たる場所に置かない
・料理や水仕事のときはジュエリーを外す

といったことに気をつけて、エメラルドの品質を保ちましょう。

普段のお手入れについて

天然のエメラルドで汚れが目立つ場合は、ぬるま湯に中性洗剤を数滴ほど垂らした液を作り、洗浄液の中で優しく洗うと良いでしょう。

ブラシで強くこすらずに、洗浄液の中で揺らす程度で構いません。よくすすいだ後は、水分をふき取り自然乾燥させてください。

エンハンスメントされている場合

エンハンスメントとは、傷を目立たなくしたり、エメラルドの色を濃くしたりといったオイル処理のこと。

このため中性洗剤で洗うと色が抜けてしまう場合があります。お手入れは柔らかい布でふき取る程度にしましょう。

市場で出回っているエメラルドは、オイル処理されているため、不安な場合は、ジュエリーショップか、鑑別書や証明書で判断するようにしてください。

最後に

5月の誕生石でもあるエメラルド。新緑の季節でもあるため、身につけるだけで華やかな気分になりますよね。

エメラルドは、透明度が高く色が濃いほど高値で取引されている宝石です。

石言葉も愛にまつわるものが多いため、夫婦はもちろん、恋愛成就のお守りとして身につけるといいでしょう。

同時に欠けやすい宝石でもあるため、取り扱いには注意してください。外したら柔らかい布でふき取り、ほかのジュエリーと重ならないように保管しましょう。

5月生まれはもちろん、結婚55周年のプレゼントとして、エメラルドを楽しんでみてください。