星に願いを!お守りジュエリーの起源と星の関係
願い事がかなうとされる星をモチーフとしたジュエリー。愛を深めたいカップルや、かなえたい夢がある人に人気のアイテムです。
星モチーフのジュエリーは、指輪やネックレス、ブレスレットとさまざまなシーンで活躍します。
今まで「星のアイテムを身につけたことがない」という人も、希望を与えてくれるジュエリーとして、きっとコレクションに追加したくなるでしょう。
今回はそんな星のモチーフをテーマに、起源や歴史、意味に至るまで紹介していきます。
星をモチーフにしたジュエリーの起源とは
古代エジプトで、空を表すために天井に刻んだヒトデの彫刻が由来とされています。
海に面したエジプトでは、ヒトデを「星の魚」とも呼んでおり、ヒトデを星に例えて壁画に書いていた歴史があります。
五角形のヒトデが、いつの間にか星のモチーフとなり、現在でも五角形は「星を象徴するアイテム」になったとされています。
日本では、平安時代の陰陽師が魔よけとして使用していた歴史があり、古くから星が重要とされてきました。
さらに星といえば星座ですよね。もともとはメソポタミア地方の羊飼いが、羊の番の際に、夜空を見上げながら動物や英雄の姿を描いたことがはじまりとされています。
その後、ギリシャに伝わり、詩人たちが夜ごと星を眺めながら、ドラマチックな神話を描いたことで「ギリシャ星座」と呼ばれるようになりました。
愛にまつわる神話も多くあり、星のペアリングやネックレスは「愛が深まる」という意味でカップルに人気があります。
ジュエリーとして登場したのは
1900年頃に入ると、イギリスを中心にスターバーストと呼ばれるジュエリーが作られはじめます。
夜空に輝く星をテーマにしたパールのジュエリーで、ブローチやペンダントとして流行しました。
有名な人物では、フランツ・ヨーゼフ1世が、妃エリザベートに贈ったとされる髪飾りです。ダイヤをちりばめた星形の髪飾りで、結婚記念日を祝して贈ったとされています。
エリザベートは、シシィの愛称で親しまれ、「シシィの髪飾り」の肖像画は現在でも有名です。
ジュエリーと星の関係とは
星のモチーフは、身につける人に「明るい未来や希望を与えるお守り」として重宝されてきました。
これはタロット占いも関係しているといわれています。
昔からチャンス到来、成功、無からの再生と、良い意味のカードとして用いられてきました。
タロットの星は、「失敗を恐れる必要はない」といった意味もあります。
良い意味で用いられていることから、ジュエリーのデザインとして取り入れられています。
星のジュエリーを身にまとう理由
希望を持ちたい人やチャンスがほしい人など、人生の岐路に立ったときに身につけたいアイテムです。
真っ暗な夜空に流れる星は、希望の象徴とされており、願い事がある人が身につけるといいでしょう。
部位別では、希望や自信を得たいのであれば、心臓の近くに身につけるのが良いとされています。ネックレスやブローチなどを身につけてください。
顔の回りは、インスピレーションに期待できるため、ピアスを身につけるといいですよ。
星のジュエリーでおすすめのコーディネート
星のジュエリーは選び方を間違えると、子供っぽさが強調されるデメリットも。TPOに合わせて選ぶようにしましょう。
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、シンプルなデザインを選びましょう。ジャケットに合わせることを考え、プラチナのジュエリーにするなど控えめにするといいですよ。
パーティーやイベント
ネックレスやピアスで、ゴージャス感を演出しましょう。
ピアスはアシンメトリーのタイプで遊び心を引き出すとセンスの良さが際立ちます。
プライベート
星のジュエリーは、カジュアルな服装にも似合います。
洗練された印象を与えたいなら、ブレスレットやリングがおすすめ。顔の回りはあえて控えめにすることで、大人の女性を演出できるでしょう。
子供っぽいと感じる人は
星をかたどったモチーフは年代によっては、「見た目が子供っぽい」と感じる人も。
大人っぽさを演出したいなら、大ぶりなデザインは避けて小ぶりで、きゃしゃなタイプを選ぶといいでしょう。
素材はゴールドやプラチナを選びましょう。星のモチーフは、ダイヤモンドと合わせることで輝きが増します。素材とダイヤモンドの組み合わせで、大人の女性を演出してください。
星型にカットされたダイヤモンドは珍しい
ダイヤモンドそのものを星形にカットする方法もあります。
ですが、カットの難しさや、原石のロスが大きく、市場ではあまり出回っていません。
ジュエリーショップによっては「天の川」「一番星」「流れ星」をテーマにしたジュエリーもあり、サプライズ用として需要が高まってきています。
周りと同じデザインが嫌という人は、星形カットを視野に入れてみましょう。
最後に
星のモチーフは「明るい未来や希望を与えるお守り」として人気があります。
使い方を間違えると、子供っぽい印象になりがちに。服装とのバランスを考え、ビジネスシーンでは小ぶりでシンプルなデザインを、イベントでは大ぶりで存在感を演出するなどメリハリをつけてください。
ダイヤモンドを星の形にカットする珍しい手法もあります。周りと差をつけたい人は、星の形にカットされたジュエリーも視野にいれるといいでしょう。
願い事がかなうとされる星のジュエリーを身につけて、あなたも星のようにキラキラと輝いてくださいね。