【9月の誕生石】世界4大宝石でもあるサファイアの魅力や特徴について

【9月の誕生石】世界4大宝石でもあるサファイアの魅力や特徴について

サファイアは、その希少性と高い価値から、ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並び称される世界4大宝石の一つです。

その深い海のような青色は、見るだけで心が静まり、不思議な安らぎを感じることでしょう。

今回は世界中に愛されているサファイアについて、どのような特徴があるのかまとめてみました。

サファイアとは

サファイアと聞くと青色の宝石を想像する人が多いかもしれません。

実際はさまざまなカラーがあり、赤い色をしたものだけがルビーと呼ばれています。

サファイアの特徴についてまとめています。

特徴 詳細
属性 コランダム
カラー 多種
硬度 9.00
屈折率 1.762 - 1.770
比重 4.00

サファイアとルビーは同じ鉱物であるコランダムから成り立ちますが、赤い色を持つものがルビー、それ以外の色を持つものがサファイアと呼ばれています。

サファイアのカラーバリエーション

サファイアのカラーバリエーションをまとめてみました。

・ブルーサファイア
・レッドサファイア
・ピンクサファイア
・パパラチアサファイア
・バイオレットサファイア
・パープルサファイア
・イエローサファイア
・グリーンサファイア
・オレンジサファイア
・ホワイトサファイア
・ブラックサファイア

サファイアと言っても、さまざまなカラーがありますよね。

オレンジが強いルビーを「レッドサファイア」と呼ぶ場合もあります。

一般的に専門家が「サファイア」と言った場合は、「ブルーサファイア」を意味します。

希少価値の高いカラーは

バイオレットサファイアは、カラーサファイアの中でも産出量が少ないため、希少性が高いとされています。

「パープル」や「バイオレット」は同じ紫系の色ですが、パープルは赤みがかった紫を意味していて、バイオレットは青みがかった紫を表します。

内包物が少なく、美しいカットが施されたバイオレットサファイアは特に価値が高いジュエリーです。

全体的に紫色のサファイアは、落ち着いた愛や感情の深さを象徴する意味があり、夫婦の記念日など特別な場面で贈られる宝石としても知られています。

紫色のサファイアはコレクターやジュエリー愛好家の間で特に人気があるカラーです。

サファイアの和名

日本では「蒼玉(せいぎょく)」と呼ばれています。

サファイア特有の深みのあるブルーの輝きを想起させる和名ですね。

神秘的な青色は、身に着ける人に凛としたオーラをもたらし、まるで背筋が引き締まるかのような感覚を生み出すことでしょう。

サファイアの石言葉

サファイアの石言葉は「慈愛」「誠実」「忠実」「真実」「徳望」です。

特に人気のある青色は、「揺るぎない心」の象徴とされ、誠実でいちずな愛をあらわすものとして大切にされてきました。

サファイアは永遠の愛を誓う結婚指輪やエンゲージリングに用いられることもあり、夫婦やカップルに人気のジュエリーです。

サファイアの歴史

サファイアの名前はギリシャ語の「sappheiros」に由来していて、青色に関連する言葉から来ています。

ヨーロッパでサファイアが知られるようになったのは、トラヤヌス帝の時代以降とされています。

古代ギリシャやローマでは、王や王妃がブルーサファイアを所有し、石が羨望と危害から保護してくれると信じられていました。

中世には、聖職者が天国の象徴としてサファイアを身に着け、一般の人は宝石が天の恵みを引き寄せる力があるとされていたそうです。

マルボドゥスの「宝石誌」においても、「サファイアが指輪にもっともふさわしい」と記されていて、この時代に対するジュエリーの価値観が現代にも反映されていると考えられています。

青い色が定着したのはイギリス王室が由来

サファイアは、多くの王室や貴族たちによって愛され、美しさと価値が称賛されてきました。

特にイギリス王室の宝飾品には、ブルーサファイアが多く使用されており、いかに青い色が重要な存在であるかを示しています。

・ブローチ
・リング
・パリュール
・チョーカー
・ネックレスとイヤリングのセット
・ティアラ

青いサファイアの色は「ロイヤルブルー」として定着し、王室を尊重するカラーとして重要な役割を果たしているのです。

「サファイア=青」を定着させたのは「イギリス王室」かもしれませんね。

サファイアはなぜ9月の誕生石に選ばれた?

9月生まれの星座は、乙女座です。

乙女座の星座石はサファイアですので、9月の誕生石に選ばれたとされています。

乙女座は、慎み深く、細やかな心配りができるため、自分よりも相手を優先して思いやりのある行動をする心優しい性格です。

さらに、知的で誠実な性格を持つ星座で、サファイアを身につけることで、洞察力や真実を見抜く力が倍増するとされています。

サファイアの鮮やかな青色は、乙女座の特性を引き立て、心を穏やかにし、清らかな気持ちをもたらすことでしょう。

9月生まれの乙女座にとって、サファイアは幸運を招く象徴的な石とされたのかもしれません。

サファイアをおすすめする人

サファイアは、願いがかなう効果や魔除けと言った意味も込められているため、不運が続いている人にもおすすめです。

さらにサファイアは、優柔不断さを克服するのに役立つ宝石とされています。

洞察力を養う力によって、真実を見極める際に不必要な情報を取り除いてくれると言われています。

最後に

今回は9月の誕生石でもあるサファイアの魅力について解説してきました。

サファイアはその美しさや深い意味から、9月の誕生石として世界中で愛されています。

またサファイアは硬度が高く、日常的な使用にも耐えられる丈夫さを持っています。

装飾品としてだけでなく、毎日身に着けて楽しめるジュエリーとしても人気です。

美しい青色が注目されがちですが、ピンクやイエローなどもあり、個性的なジュエリー制作に幅広く活用されています。

あなたもサファイアの魅力に触れて、その特別なエネルギーを身にまとってみてください。