知っておくとお得!自宅でできるジュエリーのお手入れ方法とは
ジュエリーを身につけていると、素材や石の「黒ずみ」や「くすみ」が気になった経験はありませんか。
これは空気中に含まれる酸素や硫黄、皮脂や汗、化粧品などによる酸化や汚れのためで、放置しているとジュエリーの輝きが失われる原因にもつながります。
デリケートなジュエリーほど自宅でお手入れをすると、素材や宝石に影響がありそうで怖いという人もいるでしょう。
今回は自宅でもできるジュエリーのお手入れ方法を、メリットやデメリットも含めて紹介します。
衝撃や水に弱いカラーストーン、真珠、べっ甲、サンゴ、トルコ石などは水洗いができません。柔らかい布でふき取る程度にしてください。
そもそもジュエリーのお手入れの頻度は?
ジュエリーの種類によってもお手入れの回数は異なります。
指輪
指輪は1カ月に1回程度が目安とされています。
さらに1年に1回はジュエリーショップでクリーニングすると新品のような輝きを取り戻せるでしょう。普段から磨き用のセーム皮、吹き上げ専用クロスなどを持っていると重宝しますよ。
ネックレス
ゴールドやプラチナといったチェーンネックレスは、外したらすぐに柔らかい布で丁寧に汚れをふき取ることが大切です。細かい汚れを落としたい場合は、1カ月に1回を目安にお手入れするといいでしょう。
ピアス
とくにピアスは直接皮膚に通すので、毎日お手入れすることをおすすめしています。
ジュエリーについた汚れは、皮脂、整髪料、日焼け止め、ファンデーションなどがあります。汚れを放置すると、雑菌が繁殖し素材の変色や皮膚の炎症につながるため注意しましょう。
ピアスは洗剤で毎日洗い、つねに清潔に保ってくださいね。
自宅でできるジュエリーのお手入れとは?
ダイヤモンドを洗う、チェーンネックレスや指輪の黒ずみやくすみは、中性洗剤で簡単にお手入れできます。
中性洗剤に含まれる界面活性剤の働きにより、油や皮脂汚れが乳化されて、汚れが落ちやすくなるのです。軽い汚れであれば中性洗剤でお手入れしましょう。
用意するもの
・柔らかい歯ブラシ
・中性洗剤
・小さい容器(すすぎ用もあると良い)
・ふき取り用の柔らかいタオル
洗い方
① 小さい容器にぬるま湯を入れる
② 歯ブラシに中性洗剤を1滴ほどつける
③ 歯ブラシで隙間などをブラッシングする
④ 泡をすすぐ
⑤ タオルで拭きとる
ジュエリークリーナーも便利
ジュエリーを液体に浸すだけで新品のような輝きを取り戻せる、ジュエリークリーナーもあります。購入する際は液体だけではなく、ピンセット、クロス、ブラシがセットになっているキットタイプが便利です。
クリーナーはプラチナ、ゴールド、シルバーと素材によって異なるため、購入する際は気をつけてください。
傷がついてしまったジュエリーは、自宅でお手入れできませんので注意しましょう。
自宅で行うメリット
やはり費用がかからない点があげられるでしょう。ジュエリーショップでクリーニングする場合、無料で行っている店舗もありますが1,500〜3,000円程度はかかります。
とくにダイヤモンドは埃や油を吸着しやすい性質を持っているため、定期的にお手入れをしなければすぐに汚れが付着します。放置すると輝きが失われて、くすんだように見えてしまうのです。
この度にジュエリーショップに足を運ぶのも大変ですよね。早く安くお手入れをしたい人は、自宅でのお手入れが向いているでしょう。
自宅で行うデメリット
ジュエリーの加工や石の種類によっては、自宅でのお手入れができないものもあるので注意しましょう。穴をあけて加工している真珠などは、水洗いすると宝石が膨張し、その後の乾燥でひび割れや輝きが失われる可能性があるため、避けてください。
ミステリーセッティングと呼ばれるジュエリーは、爪が見えない特殊な加工をしています。
宝石が外れてしまうと修理が難しいので、自宅でのお手入れは避けて、ジュエリーショップに相談してください。
洗面所で行う場合、ジュエリーを排水溝に落としてしまう危険性もあるため、必ず栓をしましょう。
まとめ
ジュエリーは、輝きを維持するためにも定期的なお手入れが大切になってきます。
ゴールドやプラチナ、シルバーなどは中性洗剤で洗うだけで驚くほど簡単にお手入れができます。繊維の細かいセーム皮や眼鏡拭き、専用液も用意しておくと便利ですよ。
金の純度が高い18金やプラチナなどは、目の粗い布やティッシュペーパーで磨いてしまうと傷がつきやすくなります。さらに水洗いができない素材や石も存在するため注意しましょう。
自宅でのお手入れには限界もあり、頑固な汚れまでは落とせません。この場合はジュエリーショップでのクリーニングをおすすめします。